会社概要

昭和8年、信州は桔梗ヶ原の地にワイン醸造メーカーとして創業以来、現在まで75年あまりの間、桔梗ヶ原一帯でのブドウの栽培、収穫を背景に醸造から瓶詰めまで一貫して行うワイナリーとして、土地に根ざしたワインの質、価値を追求しています。

古くは生食用として地場の特産品であるコンコード種ブドウ、ナイヤガラ種ブドウより醸造する製品群は、果実味を活かした自然で親しみ易い飲み口と新酒、酸化防止剤無添加などのスタイルが、桔梗ヶ原のワインあるいは地酒として国内ワイン市場だけにとどまらず、他に類を見ない独自の商品価値、分野を確立しています。
社名 株式会社 井筒ワイン
代表者 代表取締役社長 塚原嘉之
創業 1933(昭和8)年9月15日
資本金 1,000万円
所在地 〒399-6461
長野県塩尻市大字宗賀桔梗ヶ原1298-187
TEL.0263-52-0174 / FAX.0263-52-7910
事業内容 果実酒・果実飲料の製造・販売

安全・自然・貢献

1927年に井筒屋農園が醸造部門を開業。
1933年に井筒屋葡萄酒醸造所を創業、自社ブランド製品の醸造を開始。
創業当時より、ナイヤガラ、コンコードといった地元の特産ブドウを用いた純国産ワインとして独自の分野を確立し、戦時中には軍用ワインとして広く扱われたりするなど、時代とともに成長を続けました。

1956年、山梨大学発酵研究所に研究生として入所し、ブドウ栽培と醸造学を学んだ現会長の塚原嘉章は当時まだコンコード、ナイヤガラなどの品種だけであった桔梗ヶ原の地でヨーロッパのワイン専用品種の栽培、醸造を決意し桔梗ヶ原に戻り、100%国内産のワイン専用品種で1,000円代で売れる良質のワインを目標に数十種類におよぶブドウの栽培、醸造試験に取り組む中、風土に適すいくつかの品種が見つかりました。
中でもメルローは、桔梗ヶ原を一躍名醸地として世界に知らしめた品種です。
最上質の桔梗ヶ原原産メルローを丹精込めて醸造、樽熟成させた逸品「シャトーイヅツ」は、1990年産の第42回リュブリアナ国際ワインコンクールでの銀賞受賞を皮切りに、1997年産がついに同コンクールで金賞を受賞するなど、日本のワインの質の高さを証明しました。

一方、日常安心して飲める安価で良質な国産ワインとして、2001年、「イヅツワイン果報」シリーズをリリース。メルローを始め、シャルドネ、ピノブランなどを品種別、収穫年別に瓶詰めしたバラエタルワインとして、桔梗ヶ原で育ったブドウの品種それぞれの個性を素直な味わいの中に楽しむことができます。

そして2002年、長野県による「長野県原産地呼称管理制度」が施行され、賛同、呼応する形で積極的に認定取得に取り組み、「井筒ワインNAC」シリーズとして販売、JAPAN WINE COMPETITION」(国産ワインコンクール)で2006年に「NACメルロー樽熟/スープリーム」、2007年に「NACシャルドネ樽熟」がそれぞれ金賞を受賞するなど更なる品質向上へと歩んでいます。

また、井筒ワインは酸化防止剤などの「無添加ワイン」の製造にいち早く取り組みました。 1980年発売開始以来、毎年の新酒としてコンコード、ナイヤガラ、マスカット・ベリーA」などフルーティな特長を持つ品種を中心に、その年のまだ収穫間もないブドウの新鮮で香り高い味わいがワインの中に心地よく楽しめます。無添加であるがゆえに期間限定の予約醸造品となっています。

井筒ワインは創業以来、土地に根ざしたワインづくりを貫いてきました。
ブドウの栽培から醸造まで、日本のワイナリーとしてのオリジナリティと価値を追求する姿勢は今も変わりません。

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